「地盤環境問題とMPMによる数値シミュレーション」無料セミナーのお知らせ

開催日:2025年9月29日 国立環境研究所 13:30-18:00

 質量保存則があります。質量は不滅であることを表します。学校で習っているのでよくわかっているつもりです。

 一方で、毎日の生活から出るゴミは、ゴミ袋に入れて家の前に出すところまではわかりますが、ゴミ収集車が来たあとは収集されたゴミがどこへ行くのかあまり気に留めません。しかし、質量保存則で考えると、自身が出したゴミが消えてなくなるはずがありません。ゴミは収集されたあと、運搬され、中間処理施設で焼却・破砕され、埋立て処分場へ埋められるのです

 このプロセスが機能しているうちは良いのですが、激甚災害が生じて、仮に処理施設自体が被災すると、災害によって発生する多様かつ大量の廃棄物の処理ができなくなることになります。

 国立環境研様では、処分地の被災予測と耐災害設計といったものへの取組みとMaterial Point Method (MPM)による地盤ー構造物の複雑な相互作用の高精度解析技術の紹介セミナーを開催します。ご講演は、国立環境研究所主任研究員 石森洋行先生、IBEジャパン(株)李金光博士のお二人です。
 この分野は多くの方々の協力が必要ですが、まずは国立環境研究所の活動を知っていただくことが重要です。当日は国立環境研究所様の実験施設の見学もできます。セミナ-終了後には自由に情報交換ができる懇親会の場も設定しています。

 このブログをご覧になった方はぜひ、参加申し込みをしていただき、身近で緊急性の高い課題「処分地の被災予測と耐災害設計」への取組みを知っていただくよう、お願い申し上げます。

 

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