下負荷面モデルの和書「弾塑性力学の基礎」発刊
弊所のブログで紹介してきた弾塑性構成則である下負荷面モデル(Subloading Surface model)の提唱者である九州大学名誉教授橋口公一博士が自ら執筆された和書「初学者でも理解できる弾塑性力学の基礎」がこの度、丸善出版から発刊(2025年11月)されました。
Amazonで11月に予約販売になったところで購入し,12月に届きました。
すばらしいの一言です。
物理モデルとして備えるべき連続性がどのように弾塑性力学に導入され、
乗算分解といった高度なモデルへと発展していくのかモデルの提唱者が自ら解説しており、
必読の書です。
数式の丁寧な展開、概念をイメージする明瞭な図版など、とても読みやすい仕上がりです。
A5版であり、カバンに入れて持ち運びやすいのもうれしいです。
ぜひ、本書を入手して、下負荷面モデルを皆さんの業務に活かしていただきたいと思います。
さて、第31回計算工学講演会では、下負荷面モデルに関するOS01を立ち上げて、
この分野で活躍されている方々からの講演を幅広く募集しています。
OS01: 下負荷面モデルに基づく弾塑性構成則および摩擦理論と数値解析の進展と課題
当日は、橋口公一博士による下負荷面モデルのご講演が行われますので、
今回の本を読んでおき、当日の橋口公一先生のお話と合わせて理解を深めることができるのでは
ないかと思います。
講演会では下負荷面モデルが搭載された市販ソフトウェアでの開発に携わった先生方の
講演も予定されており、実際に設計へどのように活用されているかを知ることができます。
楽しみにしておいてください。
講演会の開催に関する情報は下記の通りです。
多くの方々の聴講もお待ちしております。
講演会:第31回計算工学講演会
主催:日本計算工学会
https://www.jsces.org/koenkai/31/
開催場所:ウインクあいち(名古屋市)
会期: 2026年6月3日 (水) – 6月5日 (金)
OS01 「下負荷面モデルに基づく弾塑性構成則および摩擦理論と数値解析の進展と課題」
https://www.jsces.org/koenkai/31/os/
講演申込と論文投稿
講演申込: 2025年12月3日 (水) – 2026年1月16日 (金)
採否通知: 2026年2月下旬(予定)
論文投稿: – 2026年4月3日 (金)
