下負荷面モデルに基づく弾塑性構成則および摩擦理論と数値解析の進展と課題
日本計算工学会第31回計算工学講演会OS01のご案内
諸機械・土木・建築構造物の破壊の大半は、降伏応力より遥かに低い応力の繰返負荷によって生じる疲労破壊である。したがって、諸機器の力学設計に広く普及している降伏面の内部を弾性域とするChabocheモデル等によれば、降伏応力以下の応力であれば無限回の繰返し負荷が許容され、危険設計に繋がる。一方、応力が降伏面に近づくにつれて塑性ひずみが発達するとする下負荷面モデルによれば、任意の応力の繰り返し負荷による塑性変形の集積が合理的に表現される。また、同様に、ボルト・ナット等の締結部の弛み現象等も、従来のCoulomb摩擦則では表現出来ず、下負荷面摩擦モデルによらねばならない。さらに、連続微分可能性が求められるトポロジー最適化においては、弾塑性変形としての解析は、連続的な弾塑性遷移を表す下負荷面モデルの導入が不可欠である。さらに、粘塑性変形、有限変形の表現等においても、下負荷面モデルの導入が不可欠である。 本OSでは、下負荷面モデルの拡張、数値解析手法・パラメタ同定手法、商用ソフトウェアへの搭載、企業設計への活用等に関する講演を募る。そこから見えてくる諸課題を議論することにより、下負荷面モデルに基づく弾塑性塑性構成式の発展に資するとともに、我国から世界へ向けて、合理的弾塑性力学、力学設計に関する情報発信を展開する。
講演会:第31回計算工学講演会
https://www.jsces.org/koenkai/31/
主催:日本計算工学会
開催場所:ウィンクあいち(名古屋市)
会期:2026年6月3日(水)ー6月5日(金)
OS01 「下負荷面モデルに基づく弾塑性構成則および摩擦理論と数値解析の進展と課題」
https://www.jsces.org/koenkai/31/os/
ぜひ、この機会にOS01を聴講していただき、下負荷面モデルに関する理解を深めていただきたいと思います。
橋口真宜(エイチエム工学教育研究所)代表オーガナイザ
